ポットに仮植した苗に朝日が当たる時間になったら保温のトンネルをめくります。
まだ朝一は気温も低く2℃なんて日もあります。ですので育苗ハウスのサイドビニールはもう少し外気温が上がるまで閉めたままです。
この育苗ハウスのサイドビニールを開けるのに二つポイントがあってズバリ急に開けないことと、サイドビニールを上げる前に苗に潅水をしておくことです。
朝、気温が上がるころ一気にサイドビニールを上げてしまうと急に湿度が下がってしまって、苗の気孔が閉じてしまいます。
気孔が一回閉じてしまうと次開けるまでに何時間もかかって、せっかく午前中に光合成のほとんどをしてしまうのに、効率よくできなくなってしまいます。
僕はシャワーでポットの苗に潅水するので通路も空いているスペースも全部水浸しになります。
ここからサイドビニールを10㎝くらい上げて30分くらいそのままにしておきます。
今度は20㎝くらい上げてまた30分。
それから全開まで上げてしまいます。
こうする事でハウス内の湿度が急激に下がらないようにしています。
今日は水をあげないで我慢させるような日もサイドビニールをちょこっと上げて30分。
また少し上げて30分。というようにしています。
たったこれだけの事ですが苗の生育は抜群に良くなります。
お金もかからないし、手間もそれほどかからないのでおすすめです。
仮植した苗が三本萎れていたので植え替えておきました。
セルトレイから引き抜く時に根を切ってしまったか、もともと生育が悪かったか…選んで仮植しているんですが毎年何本かは植え替えもしています。
これも見越してセルトレイ苗は余分に準備しておかないといけません。