5年くらい前に買っていて1年くらい山遊びに使用していた、ケーバーのナイフが防災用品入れの箱から出てきました。
非常時でも刃物はあった方が良いかと思って、ほかりこんでいたのをすっかり忘れていました。

時間もあるので、少しかまってみようと思います。
まずはハンドルを外します。
六角は4mmがピッタリでした。

初めてこのナイフのハンドルを外してみましたが、肉抜きされているんですね。
重心とかのバランスのためなんでしょうが、せっかくフルタングを謳っているのに強度はその分落ちそうです。
軽トラの荷台で作業しながらうすうす思っていましたが、荷台のシートめっちゃ汚いですね。
まぁナイフの仕上げには関係ないので、このまま作業を進めます。

ザラザラの塗装をはがします。
塗装の離剝剤は持っていないですが、このためにわざわざ買っても他に使い道がなさそうなので、ディスクグラインダーで磨きました。

なかなかキレイに磨けました。

峰も忘れずに磨きます。

塗装が磨けたら台所用の中性洗剤で洗って、キレイにします。

黒錆加工のためにお湯に紅茶のパックを入れて、濃い目の紅茶を作ります。

いつ買ったか記憶にないレモン汁もドバドバ入れます。

ナイフをドボンします。

紅茶とレモン汁だけでは足りないような気がして酢も適当に入れてみました。
細かい泡がブクブクしています。
2時間くらい漬けておくので、その間にハンドルの準備をします。
木材もたくさん余っているので削り出して作ってもよかったのですが、やる気の神が実家に帰ってしまったので塗装で済まそうと思います。

塗装の前に400番の紙やすりで細かい傷をいっぱい付けます。

白っぽくなるくらい紙やすりをかけました。

手元にはアイボリーとメタルグリーンとピンク色があったので、迷いましたがアイボリーでいこうと思います。
ライトブラウンとかあれば良かったですが、わざわざ買いに行くのもあれなのであるものでやります。

一度塗ったら乾かして、もう一度塗ります。

今回は二回の塗装で終わりにします。

日中も気温が5℃しかないので、早く乾かすために家の中に持ってきました。
部屋中がシンナー臭いし、めんどくさくなってきました。

黒っ!!
思っていた3倍黒くなっていたので、ちょっとやる気が出てきました。
このナイフの名前は『迷刀 焦げ丸』に決定します。

反対にしてドボンします。

反対側は2時間も待っていられなかったので、40分くらいで出してみました。
多少色が違うけど、どうせハンドルで隠れるので良しとします。

アイボリーに塗装したハンドルを取り付けて

刃先まで被膜が覆っているので、先端だけシャープナーで研いでおきます。

ファルクニーベンのセラミックシャープナーを使っていますが、これはなかなか良い刃が付きます。

めちゃめちゃ切れる刃が付きました。

せっかく黒錆加工してみたけど、どうも真っ黒すぎてイメージと違ったのでグラインドだけ黒錆を落としてみました。

うん。この方がカッコイイと思います。

完成しました。
オリーブオイルを適当にぬって、防災用品の箱にまた入れておきます。
またしばらくこのナイフを使うことはないかもしれません。
おやすみ焦げ丸。。