今年のトマトの台木はサカタのタネの『グランシールド』にしようと思います。
この台木は各種耐病性も強く、初期草勢は中程度、後半に向けて強くなるという特性らしいです。
この台木は今年初めて使うので、はたして自分の畑に合うのか、どのような管理をしていけばこの台木の特性を発揮できるのかまだわかりません。
じっくりと良く観察してトマトの声を聞きながら付き合っていきたいと思います。
ちなみに去年はタキイ種苗の『キングバリア』という台木を使ってみました。この台木も各種耐病性が高く、草勢も強めという特性の台木でした。
草勢が強いので基肥は普段の2割減で向かって下さいと種屋さんから言われていて、そのようにやってみたんですが、思ったよりも草勢が強くならず、どっちかというと、おとなしい感じの印象がありました。となりの自根のハウスの方が断然草勢が強かったです。
今まで何種類か使ってみた台木で一番うちの畑に合わないなと思ったのは愛三種苗の『トリパー』という台木でした。この台木はとにかく草勢がおとなしく、根量も極端に少なくて、どんなに樹勢を上げようと追肥しても、まったく吸ってくれなくて全然反応してくれない台木でした。
台木の特性を発揮させてやるのは農家の腕の見せ所ですし、その年の気温や天候など不確定要素がたくさんあって、それに合わせて栽培管理していくのが僕たち農家の仕事ですが、この台木はなかなか思ったようにコントロールできなかったです。
今年の『グランシールド』はどうなるか…。楽しみ半分。不安が半分です。